ホーム> 製品開発ストーリー >「どこでも光窓」ミラーコートK > 第1章 そして、開発が始まった・・・

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田村●「光ダクトという製品があるので、それに使える材料を作りませんか?」という営業からの投げかけがスタートでした。
田村●光ダクトシステムそのものは大手設計事務所の日建設計さんが15年程前から開発していますが、最近ようやく製品として使えるようなレベルになってきました。日建設計さんは従来光ダクトの材料にドイツメーカーのアルミ製反射材料を使っていましたが、このシステムは材料がすべてで、国産でこういう材料を作れるメーカーがなかったため「是非ウチで、鉄板ベースでより安く、ダクトの量産に貢献する素材を作ろう!」という話になりました。ドイツのアルミ製材料は高く、光ダクト自体も知名度が低かったので、これまで普及していませんでした。
田村●「鉄」、「ウェットプロセス」という当社の強みが勝利の鍵を握っていました。従来のアルミ製反射材はドライプロセス加工になるため製造コストが高く、なおかつ固い素材なので連続加工、量産に適していませんでした。そこで素材を鉄に変えることでダクトへの加工性が向上し、ウェットプロセスを用いることで蒸着よりもコストダウンできると考えました。もちろん輸入品よりも安く作ることは絶対に外せないポイントでした。
岡村●基本的に当社の強みがウェットプロセス、つまりめっきにありますので、その点では明確になっていました。それゆえに「めっきで質のよい銀の膜を付ける」というところに意義がありました。確かにハードルは高かったですが「めっきの銀膜」を実現できれば、コスト面、性能面、すべてにおいて、(従来比性能、およびライバルを)上回ることができるという勝算から開発が始まりました。
大場●それでも最初は「何を使ってもいい」ということでスタートしました。例えば「蒸着でもいい」という風に。蒸着ですと蒸着フィルムがありますので「ラミネートと組み合わせて何かしら製品ができるかなあ?」といった方法論も当初はありました。ラミネートですと「貼ってしまえば完成」となりますが、研究対象としては発展性に疑問符がついたため「やはり、めっきだろう」という結論になりました。
岡村●テストの点数と一緒で、80点取る、90点取るというところまでは簡単にいきますが、100点に近づいて行くにつれて、95点位からだんだんと困難になってくるんです。
大場●「やはり銀めっき、そこを重点的にやらないといけないね」という風にチームみんなで話し合って、自分は実験を推し進める立場として銀めっきの改良を行っていきました。岡村リーダーとは入社以来ずっと同じチームで、"薫陶"というより"特訓"のような感じでやって来ました(笑)。
